Interview

2020.03.16

Kubernetesの認定資格「CKA」は、仕事・キャリアにどう活きる?取得第1号メンバーに直撃してみた

Profile

酒井 敦 (さかい・あつし)

開発/エンジニア

使用言語:kubernetes
所有資格:CKA(Certified Kubernetes Administrator)

現在Kubernetesの開発を担うCNCFが、Linux Foundationと共同で作成したこのプラットフォームの管理者向け認定試験がCKA(Certified Kubernetes Administrator)です。2020年1月、酒井敦(さかい・あつし)が試験に合格。スリーシェイク初のCKA認定ホルダーが誕生しました。

こんにちは。スリーシェイクです!

2015年にGoogleが開発したインフラレイヤーのプラットフォーム・Kubernetes。当社では2年前からSRE事業のコア技術として導入しています。

現在Kubernetesの開発を担うCNCFが、Linux Foundationと共同で作成したこのプラットフォームの管理者向け認定試験がCKA(Certified Kubernetes Administrator)です。2020年1月、酒井敦(さかい・あつし)が試験に合格。スリーシェイク初のCKA認定ホルダーが誕生しました。
今回は、CKA取得に至った経緯や業務での活かし方などを酒井に直撃してみました!

実践、そして英語読解力。入社してから身につけたスキルが資格取得につながった

――CKA認定取得、おめでとうございます!聞くところによると、ほぼ全問正解だったとか。

自己採点をしたところ、1問しか間違えてなかったんです!

勉強方法や準備、試験当日の様子はnoteでも詳しく記していますが、ここまでの点数を取得できたのはUdemyのコースのおかげです。これをマスターしておけば、現時点ではまず間違いなく良い点数でCKAを取得できます。ちなみに、広告ではないです(笑)。

私自身は、スリーシェイクに入社してから1年半ほどKubernetes に触れていたので、その実践もかなり有利に働いたと思います。そして、英語読解力。英語も入社してから本腰入れて勉強し始めたことだったので、日々の積み重ねが試験にも活かされましたね。

――確かに社内でシェアされる技術系のWebサイトって、ほとんどが英語ですもんね。

そうなんです。以前からより多くの技術情報を取得するには英語が重要だと感じていたんですが、社内では当たり前のように英語の記事がシェアされているので、これは読めなければまずいと半ば背中を押される形で勉強して。以前よりかなり読む力はついてきたと思います。

申し込み方法によっては、試験官とのやりとりを日本語にすることも可能なようですが、私自身は英語の方で申し込みをして。結果的に英語で問題なくやりとりを行うことができたので、それがまた自信につながりました。

Kubernetesを自動車に例えると、ただ完成車に乗るのではなく、自ら組み立てて運転できるように

――改めて、CKA取得に至った経緯を教えてもらえますか。

私が所属するSRE事業部は、コア技術としてKubernetesが採用されています。そのため、会社としての技術力を証明するべくCKAの資格取得が推奨されていて、「福利厚生の一環として完全バックアップしてくれる。これは申し込まない手はない」と思い、今回チャレンジすることにしました。

――取得後、仕事をする上でどんな変化がありましたか。

Kubernetesの構造をより深く理解できるようになったので、例えば社内でのちょっとした会話であっても、その内容に対する解像度がかなり上がりました。

Kubernetesの運用を自動車の運転に例えるならば、完成された車に乗るか、自分で組み立てた車に乗るか。多くの人は完成車に乗りますが、CKAを取得するとなると、構造を1から熟知し「自分で組み立てて乗る」という別のスキルが必要になるので、例えば、タイヤをはめるような細かい操作もできるようになって。

CKAを取得したことによって、他のエンジニアには「ある程度Kubernetesの文脈がわかるやつ」だと思ってもらえると思うので、その点で話しやすくなるのかなと。
当然、エンジニアとしての今後のキャリアにも活かされる資格だと思います。

最先端技術でスピーディにインフラを支えることは、社会貢献そのもの

――今では国内企業でも徐々に使われ始めているKubernetesですが、当社ではかなり早い段階から採用し、さまざまなプロジェクトに活用してきました。常に新しい技術を採用しながら、仕事に取り組んでいく当社の姿勢をどのように感じていますか。

実は、私がスリーシェイクに入社した動機の1つが「Kubernetesのような新しい技術を使って仕事ができる」ことだったんです。それまで勤めていた2社ではずっと、オンプレミスのサーバーエンジニアをやっていて、クラウドの最先端技術に触れてみたいという思いが強くなっていた時期でした。

実際にKubernetesを使ってみると、あらゆる点に“可能性”を感じました。

自動デプロイ、スケーリング、アプリ・コンテナの運用自動化など、高度な業務に用いられるKubernetesは、インフラ技術を支える重要なプラットフォーム。ゲームや動画配信などのエンターテイメントから交通や医療などの社会システムに至るまで、ありとあらゆる領域に関係する上に、社会の至るところに潜む「既存の不安」をオンプレミスや他のクラウド技術とは比べ物にならないぐらいの速さで解消へと導ける。これこそ、社会貢献だなと。

Kubernetesに限らずですが、こうして最新鋭かつ機能性の高い技術を採用し、業務に取り組むことは、まさにスリーシェイクのビジョンである「テクノロジーを価値に変え、社会の根幹を支える」に直結することなんですよね。日々の業務の中でそれを実感しています。

新しいことに出会える・学べる。それが今のモチベーションの源泉

――酒井さんの仕事におけるモチベーションの源泉は何でしょう。

常に新しいことに出会い、学べる職場環境そのものが、あらゆるモチベーションにつながっていますね。

実は、CKAを取得した直後から、当社のプロダクトであるデータ連携プラットフォーム「Reckoner」に関連してデータエンジニアリングの勉強を始めたんです。これまでまったく触れたことのない分野なので覚えることが多く、毎日必死に取り組んでいますが、同時に充実感もあって。

「Reckoner」は、SRE事業で培った大規模データ処理技術や分析、セキュリティノウハウをベースにしたプロダクト。インフラ・プロダクト双方に関われる、新しい技術に触れられる、そして社会貢献度の高い仕事に携われる。スリーシェイクはエンジニアとして非常にありがたいフィールドです!

――酒井さん、ありがとうございました!

written by CASTER BIZ recruiting

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