改めまして皆様に、2025年1月15日におかげさまで10周年を迎えることができたことを感謝申し上げます。
ここに至るまでに当然社内外の様々なステークホルダーの方達に支えていただいたわけですが、どのような流れで今日という日を迎えることができたのか、今回は改めてスリーシェイクの歴史を振り返りたいと思います。
これまでの私たち
2015年
まずは個人でAWSの構築運用支援みたいなことから始めました。ちょうどnoteさんのインフラ支援からスリーシェイクはスタートしました。
当時はオフィスがなかったため、自宅やコワーキングスペースで1人で仕事をしていました。
2016年
知り合いからインフラエンジニアを紹介して頂き、会社として初めて社員を雇うことになり、これまでフリーランス的な動きをしていましたが、心機一転、8畳のマンションにオフィスを作り、会社としてスタートすることができました。
正直、広くて綺麗なオフィスにはまだ遠い状況でしたが、初めてオフィスを構えられるまでに成長できたことを嬉しく思ったことをよく覚えています。
2017年
この頃から、DevOpsの支援やアーキテクトの相談など、比較的大きい案件を複数いただけるようになってきました。ようやく事業として形になってきたので、8畳のマンションを飛び出して、初めてビルの中にある10畳ほどの新しいオフィスに引っ越すことができました。
実はこの頃から、プロダクト開発はしていて、DMP(Data Management Platform)だったり、ビットコイン送金アプリなども試験的に作っていました。
2018年
この頃から事業が少しずつ上手く回るようになったので、改めて我々がやっていることに色付けをしようという話が出てくるようになりました。
当時は”SRE”という言葉が本当に出たばかりで、みんなで一体それは何だろう?と言っていたのですが、 誰よりも先駆けてSREに集中した日本初のコンサル事業をやるぞ!とメンバーで盛り上がり、「Sreake(スリーク)」というサービスがこの時に誕生しました。
そこからは更に大きめの案件が順調にいただけるようになり、会社も成長し、 社員数が約30人へと急激に増えました。
当時は神田近辺にオフィスを構えて、ワイワイとエンジニアリングしていた憶えがあります。
2021年
SaaS事業(「Reckoner(レコナー)」)を本気で開発・拡大していくことを思い始め、初めてJAFCOさんから資金調達をし、IPOを目指すことを決意しました。
この頃から社内にHR組織も内製化し出来始め、 ビジネスチームの採用も本格化していくことになりました。
それから、新宿御苑にある今のオフィスに移転したのもこの頃です。
そこからは怒涛のフェーズに入り、「 Relance(リランス)」、同年冬に「Securify(セキュリファイ)」も正式リリースされました。ここで、ちょうど今のスリーシェイクを形作ってる4事業が全て揃いました。
ここからはシリーズBで資金調達を実施し、社員も「100人の壁」を突破して、いよいよ拡大フェーズに入っていきます。
2024年
2名の新卒社員も入社し、新たなフェーズに入っていきました。Sreake事業ではSREやCloud Nativeの支援だけでなく、MLOpsやGenAIの支援も拡充し、ワクワクするようなプロジェクトも増えてきました。
またSaaS事業もようやくPSFを終えて、立ち上がりのフェーズに差し掛かり、 年末にはNTTデータさんとSCSKさんの2社と資本業務提携を実現、社員もいよいよ150人を超える見込が立つなど、一層勢いがついた年となりました。
2025年以降の私たち
まず、改めて今のスリーシェイクの立ち位置をお話しさせていただくと、いわゆる”SRE”と呼ばれるインフラレイヤーのエンジアリングを中心に、 データ系、セキュリティ系、HR領域を展開しており、最近はAI領域にも進出してます。
つまり、低レイヤーから上位レイヤーまでの全てのエンジアリング課題を解決できるテック集団へとなってきています。
手前味噌ではありますが、私自身、これはすごいことだと自負しています。特定の業界や、特定の技術領域に特化している企業はたくさんありますが、1社でデザイン領域を除く全ての技術領域に対応することができる企業というのはなかなか見かけないし、だからこそとても強いんです。
では、そんな私たちがこの先どこに向かっていきたいのかというと、 まず、当たり前ですが、既存事業をしっかり伸ばし、様々なお客様から頼られる存在になっていきたいと思っています。 最近では、おかげさまで大手決済プラットフォームや国内最大手のモビリティ企業など、大企業からも信頼いただいております。
もっと多くの企業から頼られる存在になっていきたい。
4つの事業の未来についてはどうか。これはあくまで社長の僕の思いではありますが、 まずSreakeは技術を磨きながら、今までお付き合いをしたことのない業界でのサポートを全力でしていきたいし、そのために体制を強化・拡大していきたい。
Securifyについては、セキュリティのプロ集団として、あらゆる領域に対応できるSaaSプロダクトへと成長させたい。Reckonerについては、既にETLとしての機能が充実しているので、これからはETLツールとしてデータをトランスファーするところをしっかり強化していきたい。
Relanceについては、引き続きスタートアップ界隈の支援も続けつつ、エンタープライズ領域でフリーランスエンジニアが活躍できるようにしていく世界を作りたい。
このようなことを思いながら、世の中に貢献していけるよう、全社一丸となって活動していきたいと思います。